【タイ】世銀、19年成長率見通しを3.5%に下方修正[経済](2019/06/07)
世界銀行は4日に発表した最新の世界経済見通し(GEP)で、2019年のタイの国内総生産(GDP)成長率を3.5%と予測した。1月時点から0.3ポイント引き下げた。20年以降の予測も下方修正した。
世銀はタイ経済の見通しについて、金融緩和策で国内需要は堅調なものの、輸出成長の軟化が重しになると予測した。一方、20~21年は政府の大規模なインフラ事業が実行され、経済にプラスに作用するとの見方を示した。ただ20年のGDP成長率は1月時点から0.3ポイント下落の3.6%、21年は同0.2ポイント下落の3.7%と予測した。
世銀は、東南アジア諸国連合(ASEAN)ではインドネシアの19~21年のGDP成長率予測を1月時点から据え置き、19年は5.2%と予測した。