【ミャンマー】ASEANサービス協定調印、議会が承認[経済](2019/06/06)
ミャンマー連邦議会は、東南アジア諸国連合(ASEAN)サービス貿易枠組み協定(AFAS)への調印を承認した。ミャンマー・ビジネス・トゥデー(電子版)が4日伝えた。
ウィン・ミン大統領が求めていたもので、5月23日の連邦議会で承認された。
アウン・トゥー副商業相は「AFASへの参加で、ASEAN加盟国からの投資が促進され、雇用創出や市場機会の拡大につながる。外貨の流入も増える」と期待を示した。
AFASは、ASEANのサービス市場の自由化を目指すもの。ミャンマーやフィリピン、ベトナムなど一部の加盟国は未署名だが、ミャンマーは11月に開催される一連のASEAN関連会合で調印する見通しになった。
ASEANの単一市場化を目指すASEAN経済共同体(AEC)は2015年に発足。AECは、物品やサービス、投資、専門人材の域内での自由な移動を目標に掲げており、サービス部門の自由化を目指すAFASは、その一角を成す。
ただ、ミャンマーは国益保護を理由に、向こう15年間は輸入品目の一部を規制し、段階的に緩和していく方針を示している。