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【タイ】グラブ、チェンマイで電動トゥクトゥク[運輸](2019/06/06)

グラブ・タイランドは、チェンマイで電動トゥクトゥクの配車サービスを開始したと発表した(同社提供)

グラブ・タイランドは、チェンマイで電動トゥクトゥクの配車サービスを開始したと発表した(同社提供)

シンガポール系配車アプリのグラブ・タイランドは4日、北部チェンマイ県で電動トゥクトゥク(オート三輪)の配車サービスを開始したと発表した。同サービスの提供は東南アジアで初めて。大気汚染の悪化が懸念されるチェンマイで、官民連携で電動トゥクトゥクの普及を目指す。

グラブは同日、チェンマイ県やチェンマイ大学などと、同県での自家用車の利用削減を目指す「チェンマイ・スマート・モビリティー・アライアンス・ネットワーク」を設立することで覚書を締結。この取り組みの一環として、チェンマイで電動トゥクトゥクのサービスを開始した。

トゥクトゥクの運転手には、従来のトゥクトゥクの燃料費が月6,000バーツ(約2万600円)かかるのに対し、電動トゥクトゥクは充電料金として月1,400バーツに抑えられることを売り込む。グラブはチェンマイを皮切りに、タイ国内の交通機関の電動化を支援していく。

タイ政府は電気自動車(EV)産業の誘致に向け、公共交通機関や公用車の電動化を進めていく方針を示している。昨年には地方電力公団(PEA)が、チェンマイでトゥクトゥクの電動化事業を開始。液化石油ガス(LPG)を含めた化石燃料をエネルギー源とする同県のトゥクトゥク450台を、2020年までにEV化させる目標を掲げている。

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