【台湾】エバー航空、客室乗務員がスト決行待機状態に[運輸](2019/06/10)

航空大手の長栄航空(エバー航空)を含め台湾航空会社の客室乗務員が加入する労働組合、桃園市空服員職業工会(空服工会)は7日、エバー航空の客室乗務員が求める待遇改善が実施されない場合のストライキ決行を問う組合員投票が、賛成多数で可決されたと発表した。組合員全体で68%、エバー航空の組合員に限れば9割が賛成票を投じたという。8日付台湾各紙が伝えた。

空服工会は、長距離路線勤務などにおける過剰労働の改善や、海外便の乗務員に対する手当の引き上げ、労組出身の董事採用などをめぐりエバー航空の経営側と協議を行ってきたが合意に至らなかったため、ストを行うかどうかを決める組合員投票を5月13日から6月6日にかけて実施した。

今回の投票結果を受けて、エバー航空では、いつでも客室乗務員がストに入る可能性がある。スト回避のため、労働部(労働省)は10日に同社の労使双方を招いて協議を行うほか、交通部(交通省)も同日、エバー航空と最大手の中華航空(チャイナエアライン)の関係者も招いて対応策を協議する予定。

ただ、エバー航空の経営側は7日時点で空服工会に対し、株主総会の準備に追われていることを理由に、6月25日以降の協議を希望する旨を伝えており、10日時点で双方がどの程度まで歩み寄れるかは未知数だ。また、同社は同時に、通告なしでのストが起きる可能性も覚悟し、乗客対応などを見越した緊急対策チーム設置の検討に入ったという。

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