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【ミャンマー】豪、独などの旅券保持者に到着ビザ発給へ[観光](2019/06/03)

ミャンマー政府は10月1日から、オーストラリア人、スイス人、ドイツ人など6カ国の旅行者に対し、空港で到着ビザ(VOA)取得による入国を認める。イスラム教徒少数民族ロヒンギャの迫害問題による欧米からの観光客減少を食い止めるのが目的で、1年間の暫定措置としている。

1日までに、ホテル・観光省が国内の旅行業界関係者に明らかにした。対象となるのは、イタリア、オーストラリア、スペイン、スイス、ドイツ、ロシアの6カ国のパスポート(旅券)保持者。外交官パスポート、特別公務員パスポートの保持者は含まれない。

これら6カ国のパスポート保持者はこれまで、事前に電子ビザをインターネット経由で取得する必要があった。10月以降は、最大都市ヤンゴン、第2の都市マンダレー、首都ネピドーの国際空港でVOA発行料金50米ドル(約5,400円)を支払うことで、最長30日間滞在できる。

ミャンマーでは、2017年8月に西部ラカイン州で発生したロヒンギャの武装勢力と治安部隊の衝突を機に、欧米からの観光客が減少傾向にある。ミャンマー政府は観光収入の落ち込みをカバーするため、昨年10月から、日本、韓国、香港、マカオからの観光客に観光ビザを免除し、中国人観光客に空港でのVOA取得を認めた。

ホテル・観光省のデータによると、今年1~4月、日本からの来訪者は前年同期比24%増の4万3,708人となったほか、韓国が89%増(4万5,244人)、中国は135%増(21万2,419人)に増加し、大きな成果が出ている。

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