【シンガポール】オンデマンドバス廃止へ、費用対効果悪く[運輸](2019/06/03)

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シンガポールの陸上交通庁(LTA)は5月31日、公共バスを需要に応じて柔軟に運行するオンデマンドサービスについて、6月15日で試験期間を終了し、その後は提供しないと発表した。削減できるコストよりも、運行システムの開発・維持にかかる費用が大きいためという。

LTAは昨年12月から、国内の3カ所でオンデマンドバスを試験運行していた。その結果、通常の路線バスの総移動距離に比べ、オンデマンドバスの総移動距離は18%短く、運行コストの削減に貢献することが分かった。

ただ、スマートフォン向けアプリや最適ルートの算出など、システムにかかる費用が高く、全体ではコストが増加した。バス利用者への聞き取り調査では、「わざわざアプリでバスを予約して乗らなくても、通常のサービスで十分」と考える人が多いことも明らかになった。

LTAは今回の試験運用で、「将来的にアルゴリズム(計算手法)が向上し、自律走行車を展開する段階になれば、大規模なオンデマンドバスサービスの展開がコスト削減になることが分かった」としている。

LTAはオンデマンドバスの廃止を決めた=5月31日、シンガポール中心部(NNA撮影)

LTAはオンデマンドバスの廃止を決めた=5月31日、シンガポール中心部(NNA撮影)

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