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【インドネシア】BCA、時価総額がASEANで首位[金融](2019/05/31)

インドネシアの民間最大手銀行バンク・セントラル・アジア(BCA)の時価総額が27日時点で487億米ドル(約5兆3,213億円)となり、シンガポールの金融最大手DBSグループ・ホールディングスの463億5,000万米ドルを抜いて東南アジア諸国連合(ASEAN)域内で首位となった。29日付インベストール・デーリーが伝えた。

昨年12月の時価総額は、DBSが516億米ドル、BCAが494億米ドルだった。

BCAのヤフヤ頭取は「時価総額は、投資家の信頼とルピア相場によって決まる。民間銀行バンク・ロイヤル・インドネシアを買収したことはあまり関係ない」と述べた。健全な財務内容や、デジタル化を推進しミレニアル世代(1980年代以降に生まれた世代)の顧客が増加したことなどが投資家にとって魅力になっているのではないかと説明した。

27日時点で、域内の時価総額トップ20社にランクインしているインドネシア企業は、ほかに国営大手銀行バンク・ラクヤット・インドネシア(BRI、7位)、たばこ最大手HMサンプルナ(11位)、国営通信事業者テレコムニカシ・インドネシア(テルコム、12位)など6社。他国企業では、シンガポールが6社、タイが4社、マレーシアとフィリピンがそれぞれ2社ずつランクインしている。

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