【ミャンマー】中国、ムセーマンダレー鉄道で報告書提出[運輸](2019/05/30)

中国国境にあるミャンマー北東部のシャン州ムセと第2の都市マンダレーを結ぶ鉄道の整備計画で、中国の国営企業が初期の事業化調査結果をもとに、高速鉄道の建設を提案する報告書を既に提出したことが分かった。ミャンマー政府が現在、報告書の内容を精査している。ミャンマー国鉄(MR)幹部がNNAに明らかにした。

報告書は、中国鉄路工程集団(中国中鉄、CREC)傘下の中鉄二院工程集団(CREEC)から4月末に提出された。430キロメートルの距離を時速120~160キロで走る高速鉄道とし、区間内に停車駅5カ所程度を設ける内容とみられる。

MRのタウン・シャン・カン総務・計画部門ゼネラルマネジャーは取材に対し、「今回出たのは初期の事業化調査報告書であり、建設を政府が確約したものではない」と強調。「中国にとっては一刻も早く巨大経済圏構想『一帯一路』を進めたいかもしれないが、ミャンマーにとっては最終決断までの最初の一歩で、実現には時間がかかる」と述べた。

中国側が提案している高速鉄道化についても「われわれは高速鉄道を想定しているのではなく、乗客のためになる良い鉄道を考えている」と述べ、想定される沿線都市の地方政府や関係省庁、住民らとの協議を十分に行う必要性を指摘。「最終報告書では、設計が変更される可能性もある」と語った。

CREECは、テイン・セイン前政権時代にムセから、マンダレーを経てさらに西部ラカイン州チャウピューまで伸びる鉄道敷設を想定した調査を行っていたため、昨年12月末から開始したムセ―マンダレー間の事業化調査を約半年で終わらせることができたもようだ。同マネジャーは「ムセ―マンダレー間の事業化調査には、1年はかかるとみていた」と話した。今回、CREECは、マンダレーとチャウピュー間の路線についても同時に調査報告書を出しているという。

地元紙ミャンマー・タイムズによると、雲南省側では、中国政府がムセ以北と昆明をつなぐ鉄道を建設中で、2021年の完成を目指している。

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