【香港】香港保険業の本土拠点、前海など候補か[金融](2019/05/28)

香港と中国本土の当局が「粤港澳大湾区」(広東省、香港、マカオの経済協力を強化する構想)エリアで、香港保険会社のアフターサービス拠点の開設に向けて交渉している。本土当局はこれまでに深セン市前海、珠海市横琴、広州市南沙の広東省3地区を候補地として選定したようだ。27日付信報が消息筋情報として伝えた。

設立地を3地区から1つに絞り込むか、あるいは3地区の全てで設置を容認するかは明らかにされていない。

保険業界団体の香港保険業聯会(HKFI)が先ごろ会員企業に行ったアンケート調査では、多くの企業が本土にサービス拠点を設けることを望んでいることが分かった。HKFIは、会員企業の意見をまとめた文書を香港保険業の監督機関、保険業監管局(保監局)などに近く提出する。本土サービス拠点の設立容認に向けたルールを策定していく上で参考としてもらいたい考え。

近年は多くの本土消費者が香港で保険商品を購入している。香港を訪れた本土客の生命保険の新規契約による2018年の総保険料は、前年比6.4%減の475億7,600万HKドル(約6,640億円)だった。昨年はマイナス成長になったものの、個人向けの新規契約による総保険料全体の29.4%を占めた。

■人材6千人が不足

香港の職業訓練局(VTC)による17年の調査で、香港では18年から19年にかけて、6,000人の保険人材が不足することが示された。保険販売員を中心に人材の定着率は低く、現在の状況は調査実施当時とほぼ変わっていないという。

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