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【マレーシア】JALとマレーシア航空、提携強化へ[運輸](2019/05/27)

日本航空(JAL)は、経営再建中のマレーシア航空との提携を強化する方針だ。JALの担当者によると、現在日本とマレーシアの規制当局に対し、独占禁止法適用除外(ATI)の申請を行っている段階。認可が通り次第、正式発表する。

JALとマレーシア航空は、2012年からクアラルンプール―成田便などで共同運航を実施している。提携の強化を通じて、JALの国際路線拡大と赤字続きで経営難に直面しているマレーシア航空の再建につながるとみられる。

マレーシア航空は14年の航空機失踪事件より経営が低迷し、政府系投資会社カザナ・ナショナルの下で経営の立て直しを図っているが、経営再建5カ年計画の最終年である今年の黒字達成は困難と指摘されている。マハティール首相も先に、身売り、解体、さらなる追加融資など、マレーシア航空の今後に向けてあらゆる可能性を検討する方針を示していた。

24日付スターによると、航空専門家は両社の提携拡大で「スケジュールや運賃の調整、専門家によるノウハウの共有などを通じ、日本―マレーシア路線での収益性向上につながる」と指摘した。

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