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【台湾】航空各社、中国人客増で大型機投入[運輸](2019/05/16)

台湾を訪れる中国人旅行客の増加に伴い、中国と台湾の各航空会社が大型機の投入や増便などに動いている。15日付工商時報などが伝えた。

今年3月に台湾を訪れた中国人旅行客は、前年同月比54.6%増の約30万5,000人、4月も45.9%増の約22万9,100人に上った。

こうした状況を受け、中国南方航空は、7月から台北―広州線に大型機のボーイング「B777」を、台北―上海線にエアバス「A330」を投入する予定。座席数は現在に比べ毎便78~88席増えることになる。南方航空は2016年3月まで中台路線に「B777」を使用していたが、旅行客が減少したため比較的小さい機体に変更していた。

上海航空は6月8日から台北松山―上海線に「B787―9」を投入。毎週月、火、木、土の便に使用し、座席数は現行の「A321」に比べ100席増えて285席となる。

一方、中華航空は以前から北京、上海、広州、深センと台湾を結ぶ路線でそれぞれ大型機を使っていたが、今年からは台北―無錫線でも「A330」を投入した。

台湾を訪れる中国人旅行客は、蔡英文政権発足後に減少したが、最大野党・中国国民党が大勝した昨年の統一地方選挙以後、徐々に回復している。4月に運航された中国と台湾を結ぶ路線は週626便で、前年同月の612便、17年同月の584便を上回った。5月には週の運航数が最大633便に達し、国民党政権時の最大運航数である週680便に迫る勢いだ。

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