【ミャンマー】熱中症で7人死亡、ヤンゴンと近郊地域で[社会](2019/05/09)
4月中旬からミャンマーを襲っている熱波の影響で、5月6日までに最大都市ヤンゴンと中部バゴー管区で、計7人が熱中症で死亡した。運輸・通信省傘下の気象・水文局は、高い気温は5月末まで続くとして注意を呼び掛けている。ミャンマー・タイムズ(電子版)が伝えた。
ヤンゴン総合病院には4月22日~5月6日、熱中症の症状を訴えた12人が搬送され、うち40代の男性2人と50代の男性1人の計3人が死亡した。昨年は、ヤンゴン総合病院で熱中症により死亡した患者はいなかった。
バゴー総合病院では4月20~30日に搬送された10人のうち4人が同じく熱中症で死亡した。死亡者の年齢など詳細は明らかになっていない。
ヤンゴン総合病院の医師は「保健省が発表する熱中症などの危険に関する注意に従い、高温下での飲酒は避けるように」と注意を促した。
気象・水文局によると、ヤンゴンのカバエ気象観測所では4月26日、過去51年間で最高の摂氏42.2度を記録した。同局のチョー・モー・ウー局長は「向こう数週間は高い気温が続くため、5月末までは注意が必要」と述べた。