【シンガポール】アジア大学ランク、中国・清華大が初首位[社会](2019/05/07)
英教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が発表した「2019年アジア大学ランキング」で、中国の清華大学が首位となった。中国の大学が1位になるのは初めて。「産業収入(産業への貢献度)」と「研究成果」の項目に対する評価が特に高かった。
清華大学の19年の総合スコア(100点満点)は83.1で、昨年から3.8ポイント上昇。項目別では「産業収入」が、前年と同様に99.8と高い評価を受けたほか、「研究結果」も94.2と高評価だった。「教育環境」は85.9、「論文引用数」は74.8、「国際性」は45.8だった。
一方、昨年まで3年連続トップだったシンガポール国立大学(NUS)は2位に後退した。総合スコアは、清華大学を1.6ポイント下回る81.5。「国際性」では95.5、「論文引用数」は78.9と高く評価されたが、「産業収入」が67.6、「教育環境」が74.5と、いずれも清華大学に大きく後れを取った。
日本では、東京大学が8位、京都大学が11位で、ともに前年と同順位だった。