【中国】固定資産の加速償却、全ての製造業に拡大[経済](2019/05/06)
中国財政省と国家税務総局は4月29日、固定資産の加速減価償却を全ての製造業に認めると正式に発表した。企業の税負担を軽減し、設備投資を促進する狙いがある。
固定資産の加速減価償却はこれまで、特定の製造業に限り認められていた。今後は国家統計局が定める「国民経済産業分類(GB/T 4754―2017)」に基づき、製造業に該当する全ての企業が同優遇を受けられるようになる。1月1日にさかのぼって適用する。
李克強首相は3月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で行った政府活動報告(施政方針演説に相当)の中で、製造業発展政策の一環として、今年から固定資産の加速減価償却を全製造業に拡大する方針を表明していた。
詳細は財政省のウェブサイト<http://szs.mof.gov.cn/zhengwuxinxi/zhengcefabu/201904/t20190429_3237412.html>で確認できる。