【インドネシア】首都LRT、開業の日取りまだ決まらず[運輸](2019/05/03)

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LRTを利用する際はマナーを守るよう呼び掛けたLRTジャカルタのアラン社長=2日、ジャカルタ(NNA撮影)

LRTを利用する際はマナーを守るよう呼び掛けたLRTジャカルタのアラン社長=2日、ジャカルタ(NNA撮影)

インドネシアの首都ジャカルタ北部と東部を結ぶジャカルタ軽量軌道交通(LRT)の建設工事を行った州営建設会社ジャカルタ・プロパティンド(ジャクプロ)は2日、学生や教員、メディア関係者など約150人を集め、LRTを利用する際に留意すべきことなどを周知するイベントを行った。ジャカルタLRTは3月4~17日に乗客を乗せた試験運行を行い、同月内に商業運転を開始するとしていたが、開業の日取りは決まっていない。

ジャクプロの子会社で運営を担うLRTジャカルタによると、運賃は一律5,000ルピア(約39円)で決定。運輸省の営業許可も約1カ月前に取得しており、州政府に必要書類を提出済み。開業日は州政府からの決定を待っているという。

LRTジャカルタのアラン社長は「LRTを利用する際は、エスカレーターの右側を空けることや、乗車の際には降りる人を優先させ、割り込み乗車をしないなどのマナーを守ってほしい」と呼び掛けた。

■バリアフリーの面では課題も

車いすに乗ってLRTを利用した感想を話すラデ・ブンガ氏=2日、ジャカルタ(NNA撮影)

車いすに乗ってLRTを利用した感想を話すラデ・ブンガ氏=2日、ジャカルタ(NNA撮影)

障害者の権利を守る活動を行う団体、ジャカルタ・バリアフリー・ツーリズムに所属し、自身も車いすを使用しているラデ・ブンガ氏は「車内は快適だが、車いす利用者への配慮が少なすぎる。特に、ホームと電車の間には10センチほどの隙間があり、タイヤの小さい車いすを使用している人にとっては非常に危険」と述べた。また、「構内放送の音量が小さく、聴覚障害者にとっては聞こえづらい」と指摘した。

ジャカルタLRTは平日は午前6時~午後10時、週末は午前7時~午後11時に運行する予定。ラッシュ時(午前7~10時)は5分間隔、それ以外は15分間隔となる。当初は昨年8月のアジア大会開幕前の開業を予定していたが、遅れている。

州政府は2030年までにジャカルタLRTの総延長を、現在の5.8キロメートルから116キロメートルへ拡大する計画。投資額は60兆ルピアと試算している。

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