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【マレーシア】「空飛ぶクルマ」ベクター、12月に初飛行[運輸](2019/05/03)

マレーシアの新興ドローン(小型無人機)サービスプロバイダー・エアロダインは、今年3月に国防省主催のランカウイ国際海事・航空宇宙展示会「LIMA19」で披露した「空飛ぶクルマ(UAM、名称:ベクター)」の初飛行を今年12月に予定している。2日付マレーシアン・リザーブが伝えた。

エアロダイングループのカマルル・A・ムハマド最高経営責任者(CEO)によると、初飛行は15~20分程度を予定し、スランゴール州サイバージャヤでの一般公開も計画している。長期的には、バッテリーの性能を高めて2時間程度の飛行を可能にする見通しだ。

ベクターは、時速60キロメートルで上空50~100メートルを飛行する。有効積載量200キログラム、最大離陸積載量は600キログラムで、主に荷物の運搬などを担う。現在、マレーシア国内で試作機を開発しており、開発コストは50万リンギ(約1,347万円)という。

エアロダインは2014年の設立。日本のドローンスタートアップ特化型ファンド「ドローンファンド」から出資を受けている。

「LIMA19」でエアロダインが披露した空飛ぶモビリティー「ベクター」の模型(NNA撮影)

「LIMA19」でエアロダインが披露した空飛ぶモビリティー「ベクター」の模型(NNA撮影)

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