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【台湾】セブン―イレブン、香港俳優とコラボ商品[商業](2019/04/24)

コンビニ台湾最大手「セブン―イレブン」を運営する統一超商(プレジデント・チェーンストア)は22日、香港の人気俳優・謝霆鋒(ニコラス・ツェー)氏がプロデュースする食品ブランド「鋒味」と共同開発したオリジナルの中食商品を5月に発売すると発表した。台湾のコンビニチェーンが香港の芸能人とコラボするのは初めて。23日付経済日報が伝えた。

統一超商によると、5月に第1弾として、伝統的な香港料理に台湾の食材を加えた冷麺と海鮮チャーハンを全国5,400店のセブン―イレブンで発売する。商品開発には1年を要し、謝氏は味の指導など全ての過程に関わってきたという。5月にはこのほか、香港式コーヒー紅茶などのコラボ商品を発売する見通しだ。

謝氏は得意の料理を活かし、2014年から中国浙江衛星テレビの料理バラエティー番組「12道鋒味」に出演。自身のブランドの知名度を上げてきた。

セブン―イレブンは域内外の著名な飲食ブランドとの商品開発に力を入れており、18年には日本のラーメン店チェーン「麺屋一燈」やカレー専門店「CoCo壱番屋」とのコラボ商品を発売。消費者の反応が良かったため、レギュラー商品化した実績もある。

セブン―イレブンの売上統計によると、18年にセブン―イレブンで中食を買った人は1億1,000万人以上。前年比10%増加し、1日当たり全国で30万人以上が購入している計算になる。4月から販売を開始した夏季向け冷麺の売り上げは、既に前年同期比40%近く伸びており、今回発売するコラボ商品で関連する業績をさらに20~30%押し上げたい考えだ。

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