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【シンガポール】ヨシムラフード、水産加工メーカーを買収[食品](2019/04/23)

食品製造・販売のヨシムラ・フード・ホールディングス(東京都千代田区)は、シンガポールの水産加工メーカー、パシフィック・ソルビィを買収する。シンガポール企業の子会社化は3社目。国内外でグループ会社の連携を強化し、アジア地域での売り上げを伸ばす計画の一環となる。

海外事業を統括するヨシムラ・フード・ホールディングス・アジアを通じ、パシフィック・ソルビィの発行済み株式の70%を取得する。取得総額は16億2,800万円で、資金は銀行からの借り入れでまかなう。5月13日に株式譲渡を終える予定だ。

パシフィック・ソルビィは、仕入れた食品を自社で加工あるいは卸売りし、シンガポールのホテルや病院向けに販売している。主にカニ、ロブスター、エビなどの冷凍水産品や鮮魚を扱う。

現地のホテルや飲食店で一次加工済み原料(カット済みのカニやロブスターなど)に対するニーズが増加していることから売り上げを順調に伸ばしている。2018年11月期の売上高は前年比7%増の3,250万Sドル(約26億8,000万円)だった。

ヨシムラ・フード・ホールディングスは、17年にシンガポールで日本食を製造し、大手スーパーマーケットなどに販売するJSTTシンガポール、18年に同国を含むアジア地域で水産品の卸売りを手掛けるシンヒン・フローズン・フードをそれぞれ買収。日本を含むグループ会社での原料の調達、加工および製品販売の体制を整えている。

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