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【香港】香港株の時価総額、日本超えて世界3位[金融](2019/04/12)

世界の株式市場の時価総額ランキングで、香港が日本を抜いて世界3位に浮上した。11日付信報などによると、香港株式市場の時価総額は9日終値時点で5兆7,783億米ドル(約641兆7,500億円)となり、日本の5兆7,630億米ドルを上回った。香港市場の世界3位は今後しばらく続くとみられている。

9日終値時点の時価総額は、米国が31兆2,831億米ドル、中国A株が7兆5,988億米ドルで、香港はこれに次ぐ規模となった。香港株の時価総額が日本を抜くのは2015年以降で初めて。ハンセン指数は、年初からの累計上昇幅が16.5%となった。

スイス金融大手クレディ・スイスの邵志銘ストラテジストは、「香港株は本土A株の好調に支えられて、向こう3カ月の目標株価に引き上げ余地があるが、日本株には現在目新しい買い材料がない」と分析した。

海外の投資マネーは、上場投資信託(ETF)を通じて香港株を買い付ける動きが続いている。米投資銀行ジェフリーズのリポートによると、香港上場ETFは3月末の時点で、19週連続の資金純流入となっており、流入超過額は15億7,600万米ドルに達した。

香港取引所(HKEX)が10日に発表した今年第1四半期(1~3月)の新規株式公開(IPO)統計によると、香港での同期のIPO数は37件、IPO調達額は26億米ドルだった。世界で2位、アジアでは1位となった。

このうち、25%に相当する6億4,500万米ドルはニューエコノミー企業6社が調達した。バイオテクノロジー企業は2社が上場し、全体調達額の19%を占める4億8,800万米ドルを調達した。

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