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【マレーシア】MJIITの就職フェア、16社が参加[経済](2019/04/12)

マレーシア工科大学(UTM)傘下のマレーシア日本国際工科院(MJIIT)は11日、クアラルンプール(KL)市内のキャンパスで、日系企業など16社が参加する合同会社説明会(ジョブフェア)を開催した。

ブースで学生に対応する企業の担当者。MJIITの学生の男女比は半々で、熱心な女子学生の姿も目立った=11日、クアラルンプール(NNA撮影)

ブースで学生に対応する企業の担当者。MJIITの学生の男女比は半々で、熱心な女子学生の姿も目立った=11日、クアラルンプール(NNA撮影)

学生の関心を高めるため、今年は大学2年生を中心とした実行委員会を組織し、模擬店やくじ引きなどのイベント色を強めた。また、フェイスブックなどで広告も出稿したことで、UTMだけでなく近隣の他大生も参加したという。

実行委員を務めるMJIIT2年のナスプリット・カウルさん(21)は、化学工学を専攻している。卒業までにはまだ2年あるが、「卒業したら、日系企業か政府のプログラムに応募して日本で働きたい」と目を輝かせた。

フェアに出展した電子部品メーカー、ローム・ワコー・エレクトロニクス(マレーシア)の担当者は、「ブースを訪れる学生、特に女子学生の意欲が高い」と話した。同社はマレー半島東海岸のクランタン州コタバルに生産拠点を置く。2015年ごろからMJIITでの就職フェアに参加しており、これまで6人程度採用した。また、日本に留学しているマレーシア人学生も採用しており、60人程度の実績があるという。初任給は、日本留学経験者が2,500リンギ(約6万7,445円)で、これに皆勤手当や食事補助などがつく。また、部署ごとに選抜した社員に対し日本語クラスの受講も補助しているという。

JICA専門家の高野良太朗氏によると、新卒学生の採用枠は減少傾向にある。また、学生の地元志向が強く「故郷に帰って、両親の家から通える企業で安定した仕事がしたい」と話す人が多いという。

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