【インド】ユニコーン企業、昨年度は9社誕生[経済](2019/04/16)
インドでは昨年度(2018年4月~19年3月)に、企業価値が10億米ドル(約1,119億円)を超える新興企業(スタートアップ)「ユニコーン」が9社誕生した。ビジネス・スタンダード(電子版)が15日に伝えた。
昨年度にユニコーン企業に成長したスタートアップは、オンライン教育アプリ開発のバイジューズ(Byju's)、食料雑貨のオンライン販売を手掛けるビッグバスケット、食事宅配サービスのスウィッギー、物流ベンチャーのデリーベリーなど。
デリーベリーは3月に、ソフトバンクの投資ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」などから4億1,300万米ドルを調達し、インドの物流業界で最初のユニコーン企業となった。
本年度は、昨年度を上回る12社以上がユニコーン入りを果たす見通しだ。医薬品のインターネット販売を手掛ける1mgテクノロジーズや地方言語に対応したニュースサイトを運営するデイリーハントは現在、資金調達計画を進めており、近く企業価値が10億米ドルを超えるとみられている。