【ミャンマー】DICA、ワンストップセンターを開所[経済](2019/04/04)
ミャンマー投資委員会(MIC)の事務局、投資企業管理局(DICA)はこのほど、最大都市ヤンゴンにワンストップサービス(OSS)センターを開設した。同国で事業を開始するための全ての手続きを1カ所で行える。外国企業の投資誘致促進に期待が高まっている。
OSSセンターは3月24日、ヤンキン郡区のDICA本庁舎で開所した。同センターにはヤンゴン市開発委員会(YCDC)、産業監視検査局、労働局、国内歳入局(IRD)、環境保護局、食品医薬品局(FDA)などの職員らが常駐。投資家は輸出入許可や査証(ビザ)、就労許可の取得や納税など事業立ち上げに関する全ての手続きを行うことができる。
ミャンマー・ビジネス・トゥデー(電子版)によると、DICAのアウン・ナイン・ウー局長は「外国投資の多くはヤンゴン管区に投下されている。OSSによりヤンゴンでの手続きが簡素化されれば、新規事業の立ち上げが円滑化される」と期待を示した。
世界銀行の2019年版「ビジネス環境ランキング」で、ミャンマーは189カ国・地域中171位だった。政府はビジネス環境を改善し、外国投資を誘致するために、投資促進政策の導入、会社法の改正を実施したほか、投資・対外経済関係省を新設した。