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【タイ】3月CPIは1.24%上昇、21カ月連続プラス[経済](2019/04/02)

タイ商務省が1日発表した2019年3月の消費者物価指数(CPI、422品目、2015年=100、速報値)は102.37で、前年同月比1.24%上昇した。上昇は21カ月連続。生鮮食品とエネルギーの上昇が全体を押し上げた格好で、両品目を除いたコアCPIの上昇率は0.58%だった。

商務省貿易政策・戦略事務局(TPSO)の発表によると、生鮮食品の指数は前年同月比3.75%上昇した。ピムチャノック事務局長は「乾期で農産物の供給がタイト化しているためだ」と説明した。アルコール飲料を除いた食品・飲料部門の上昇率は2.38%で、米・粉製品が4.58%、肉・魚が4.70%それぞれ上昇した。

またエネルギーは、前年同月比2.07%上昇。ピムチャノック氏は、石油輸出国機構(OPEC)の原油減産による価格上昇が原因だとしている。

このほか、非食品部門は0.58%の上昇。運輸・通信が0.79%、住宅が0.61%、医療・ケアが0.33%それぞれ上昇する一方、たばこ・酒は0.01%下落した。

商務省が掲げる19年のCPI上昇率の目標は1.2%で、レンジは0.7~1.7%で変動はない。

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