【香港】２月の旅行者６％増、本土客以外が強い伸び［観光］（2019/04/01）

香港政府観光局（ＨＫＴＢ）によると、２月の香港への旅行者数は前年同月比5.8％増の558万9,628人（延べ人数、以下同じ）だった。プラス成長は13カ月連続となったが、伸び幅は前月から21.4ポイント鈍化した。前月比では17.6％減った。中国本土以外からの旅行者数が２桁増となり、全体の伸びをけん引した。

主力の本土客は3.7％増の456万963人で、旅行者全体に占める割合は81.6％。本土を除く海外からは16.7％増の102万8,665人に上った。

国・地域別で見ると、近距離客は日本が21％増の９万2,186人で、５カ月連続のプラス。伸び幅は前月から14.6ポイント拡大した。タイ（74％増）やマカオ（61.4％増）、フィリピン（34％増）が強い伸びを示したほか、韓国（17.2％増）、インドネシア（17.3％増）、マレーシア（17.8％増）、シンガポール（18.4％増）も２桁増を記録した。

遠距離客は、米国が4.3％増の７万9,248人だった。オーストラリアやドイツは２桁増。一方、カナダはマイナス成長となった。

２月の宿泊旅行者は10.1％増の253万4,517人、日帰り旅行者は2.5％増の305万5,111人だった。

本土からの宿泊旅行者は8.5％増の186万7,017人、日帰り旅行者は0.6％増の269万3,946人。日本からは宿泊旅行者が21.5％増の６万2,984人、日帰り旅行者が20％増の２万9,202人となった。

１～２月の旅行者数は前年同期比16.6％増の1,237万4,034人。本土客は18.7％増の1,010万3,859人、日本からは12.5％増の20万4,751人だった。

１～２月の宿泊旅行者は11.5％増の526万7,099人、日帰り旅行者は20.6％増の710万6,935人となった。