【インドネシア】みそのハナマルキ、液体塩こうじの特許取得[食品](2019/02/26)
みそメーカーのハナマルキ(長野県伊那市)は25日、粒状の塩こうじを液体にした同社の調味料「液体塩こうじ」について、インドネシアで特許権を取得したと発表した。インドネシアでは近く、業務用の販売を開始する。日本国内では2017年1月に特許権を取得しており、海外での取得は米国、台湾に続く3カ国・地域目。
ハナマルキの担当者は「インドネシアでも他国と同様、最初は加工工場やレストランを中心に業務用タイプを販売する。需要があれば、一般消費者向けにスーパーなど小売店に納品することも検討する」と話した。
ハナマルキは、「こうじの粒が苦手、使いにくい」といった消費者からの声を受け、12年に日本で液体塩こうじを発売。海外では15年にタイ現地法人ハナマルキ・タイランドを設立して、日本からの輸入品の販売を開始した。担当者によると現在、米国や欧州、東南アジアなどの約15カ国・地域で販売しており、昨年の海外売上高は、前年比約6倍に拡大した。22年に20億円(日本15億円、海外5億円)の売上高達成を目指す。
タイでは先月、液体塩こうじの生産工場の建設に着手、今年末から出荷を開始する予定。インドネシアを含む東南アジアをはじめ、中国や欧州、米国向けにも輸出する。