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【タイ】1月の産業景況感93.8、2カ月ぶりに上昇[経済](2019/02/22)

タイ工業連盟(FTI)は21日、2019年1月の産業景況感指数(TISI、100以上が好感)が93.8だったと発表した。前月を0.6ポイント上回り、2カ月ぶりに上昇した。

FTIは、バーツ高や米中貿易摩擦の影響が懸念される中でも、国内消費が堅調なことや総選挙の実施を控えていることから、産業景況感が上向いたと説明した。

景況感指数を業種別に見ると、45業種中27業種の指数が上昇。自動車は126.9から127.8に上昇して20カ月連続でプラスとなり、自動車部品も124.7から125.7となり、2カ月ぶりに改善した。景況感指数の目安となる100を上回ったのは16業種だった。

企業の規模別では、大企業が3.6ポイント下落して109.2となり、18カ月ぶりにマイナス。中堅企業は0.4ポイント上昇して92.0、小規模企業は0.9ポイント上昇して76.7だった。中堅企業と小規模企業はともに2カ月ぶりに改善した。

企業の業態別では、輸出比率50%以上の輸出型企業が3.5ポイント下落の109.1となり、12カ月ぶりにマイナス。輸出比率50%未満の内需型企業は1.4ポイント上昇の90.1となった。

3カ月後の見通し指数は1.8ポイント下落の104.1と、2カ月連続で悪化した。

指数は「良い、良くなった」と回答した企業の割合から「悪い、悪くなった」と回答した企業の割合を差し引き、100ポイントを足した値で、質問事項は「受注」「価格」「収益」など6項目。今回は製造業1,207社が回答した。

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