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【シンガポール】公営住宅の中古価格、1月は0.5%上昇[建設](2019/02/08)

不動産情報サービスのシンガポール・リアル・エステート・エクスチェンジ(SRX)が7日発表した1月の公営住宅(HDBフラット)の中古販売価格指数(速報値、2009年1月=100)は131.2となり、前月から0.5%上昇した。前月を上回るのは2カ月ぶり。ただ前年同月比では1.1%下げている。

住宅タイプ別では、民間企業が開発したエグゼクティブ・コンドミニアム(EC)が前月から1.9%上昇。18年12月の2.8%下落から大きく回復した。4部屋タイプは0.8%、5部屋タイプは0.3%それぞれ上げている。一方、3部屋タイプは0.1%下落した。

中古販売価格(中央値)は、3部屋タイプが28万5,000Sドル(約2,310万円)、4部屋タイプが39万5,000Sドル、5部屋タイプが47万Sドル、ECが60万Sドル。全体では39万5,000Sドルだった。

中古物件の取引戸数は前月比8.8%増の1,560戸。政府が新たな不動産投機抑制策を18年7月に発表してからマイナスが続いていたが、6カ月ぶりにプラスに転じた。前年同月比では43.0%拡大している。

SRXが試算した市場価格と比べて、取引額がどれだけ上乗せされたかを示す「TOX」額の中央値はマイナス1,000Sドル。前月はマイナス2,000Sドルだった。

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