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【タイ】スズキ、MPV「エルティガ」の新型発売[車両](2019/02/07)

スズキ・モーター・タイランドは6日、タイの首都バンコクで記者会見し、多目的車(MPV)「エルティガ」の新型モデルを発表した。車内空間を広げて快適性を高めるなどした。ファミリー層を主なターゲットとし、年内に2,500台以上の販売を目指す。

2世代目となる新型エルティガは、コンパクトながらも広い車内空間と、エレガントなデザインが特徴。排気量は1.5リットルで、新型の「K15B型エンジン」を搭載した。ボディーカラーは、赤、グレー、白、黒の4色。

4月30日までは、65万5,000~70万バーツ(約230万~250万円)の特別価格で販売する。5月以降の価格については明らかにしていない。4月30日まで、国内のディーラーでエルティガを試乗した人に映画チケットを配布するキャンペーンも実施する。

エルティガは2012年に販売を開始。インドなどで生産し、約30~40カ国・地域に輸出している。タイでは18年12月までに6,745台、全世界でこれまでに計73万2,000台を販売した。スズキ・モーター・タイランドの天野実社長によると、今年のタイのMPV市場は3万台の見通しで、スズキはそのうち10%のシェア獲得を目指す。

スズキの18年の販売台数は全世界で330万台で、タイでは前年比14%増の2万8,500台だった。19年のタイでの車種別の販売台数目標は、ハッチバック「スイフト」が1万5,910台、小型ハッチバック「セレリオ」が2,330台など。また年内にタイで新たに2モデルを発表する予定。

スズキ・モーター・タイランドは昨年末に、タイ投資委員会(BOI)の電気自動車(EV)生産に関する税制優遇制度に申請。認可の取得状況については、明らかにしていない。

スズキ・モーター・タイランドは、多目的車(MPV)「エルティガ」の2世代目を発表した=6日、バンコク(NNA撮影)

スズキ・モーター・タイランドは、多目的車(MPV)「エルティガ」の2世代目を発表した=6日、バンコク(NNA撮影)

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