【インドネシア】三井住友銀傘下の新銀行頭取にオンキ氏就任[金融](2019/02/04)
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三井住友銀行の現地法人、インドネシア三井住友銀行(SMBCI)とインドネシアの年金貯蓄銀行バンク・タブンガン・ペンシウナン・ナショナル(BTPN)の合併で1日、新銀行「バンクBTPN」が誕生したことに伴い、BTPNのジェリー・ウン頭取が退任、新頭取にオンキ・ワナジャティ・ダナ副頭取が就任した。
新たな経営陣には、副頭取に就任した宮川和久旧SMBCI社長を含め日本人4人が就いた。
BTPNは1958年の創立。3日付ジャカルタ・ポストによると、カリマンタン島出身のジェリー前頭取は、顧客を中小企業や個人に特化して業績を伸ばし、同銀行の資産を2007年の10兆6,000億ルピア(約832億円)から18年には約10倍の101兆9,000億ルピアに増やした。融資額も07年の7兆8,500億ルピアから18年12月には68兆1,000億ルピアにまで拡大した。
いち早くデジタル化を進め、銀行口座を持たない消費者を対象にした「BTPN Wow!」と中間層を対象にした「Jenius」の二つのデジタルバンキングサービスを提供、運営コストの削減などによって昨年は2兆2,579億ルピアの純利益を上げた。
自己資本比率は25%、不良債権比率は1.24%、預金に対する貸し出しの比率を示す預貸率は96%だった。