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【インドネシア】6日に労働デモ、首都など全国21州で[社会](2019/02/01)

ジャカルタの目抜き通りで行われたデモのようす(NNA撮影)

ジャカルタの目抜き通りで行われたデモのようす(NNA撮影)

インドネシア金属労連(FSPMI)は1月31日、首都ジャカルタと全国20州で、2月6日に一斉にデモを行うと発表した。ジャカルタでは中心部の大統領宮殿前に、首都圏から1万人の労働者を動員する。昨年は全国で数万人が失職したと主張、政府が推進するインダストリー4.0(第4次産業革命)の時代に突入すれば、人員削減が一層行われると警鐘を鳴らした。

2月6日のデモは、FSPMIの創立20周年記念日に合わせて行う。ジャカルタ以外の20州は、中ジャワ州スマラン、東ジャワ州スラバヤ、リアウ諸島州バタム、南スラウェシ州マカッサル、アチェ州、北スマトラ州メダン、南カリマンタン州バンジャルマシンなど。

サイド・イクバル代表は31日に開いた会見で、昨年はジャカルタと、郊外のバンテン州セラン、西ジャワ州ボゴールの3地域だけでも2,000人近くが失職し、同州プルワカルタ県では約4,500人が解雇された。全国では合計3万人以上に上り、政府が公表した昨年の解雇者数は3,362人で、この1割にすぎず、政府の統計の信頼性に疑問を呈した。

当日は、大統領宮殿前でデモを繰り広げた後、北ジャカルタ・クラパガディンの商業施設「スポーツモール」に移動して、創立記念日を祝う。次期大統領選挙に立候補しているグリンドラ党のプラボウォ党首も出席する意向を表明したという。

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