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【台湾】鴻海系FII、印ハイデラバードにAI拠点設置[IT](2019/02/01)

EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手の鴻海精密工業傘下で、産業向けIoT(モノのインターネット)企業の富士康工業互聯網(フォックスコン・インダストリアル・インターネット、FII)は1月30日、インド南部テランガナ州政府と、ハイデラバードに人工知能(AI)研究開発(R&D)センターを設置する内容で覚書(MOU)を結んだ。投資額など詳細は明らかになっていない。インドのエコノミック・タイムズの報道を引用し、31日付鉅亨網が伝えた。

R&Dセンターでは、クラウドコンピューティングやモバイルデバイス、IoT、ビッグデータ、AI、送電網、ロボットを超高精細画面「8K」や第5世代移動通信システム(5G)と融合させた技術を提供する計画という。

鴻海はハイデラバードのR&D人材を取り込み、同地をAIと産業向けIoTの世界ハブとする考え。

鴻海は現在、インド南東部のアーンドラ・プラデーシュ州で中国のスマートフォン大手、小米科技(シャオミ)向けスマホの生産を手掛けるほか、タミルナド州ではフィンランドのHMDグローバル(HMD)が販売する「ノキア」ブランド向けスマホを生産している。今年1月には、インドに米アップルのスマホ「iPhone(アイフォーン)」上位機種の組み立て生産工場を設けるとの観測が出ており、インドでの投資を加速している。

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