【ベトナム】ホワイトカラー求人、4Qは3.5倍=JAC[経済](2019/02/01)

人材紹介大手のジェイエイシー(JAC)リクルートメントは1月30日、2018年第4四半期(10~12月)のアジア各国のホワイトカラー人材紹介市場の動向を発表した。ベトナムの同期のホワイトカラー求人数は、前年同期の約3.5倍に増加した。前期(7~9月)比では2.6倍だった。

同社ベトナム法人のディレクター、レ・トゥイ・ユー・ウィン氏は、米中貿易摩擦の影響による中国からベトナムへの生産拠点シフトの動きが、ベトナムでの求人増加の背景にあると述べた。また、優秀な人材を高給で採用する動きもあることから、「ベトナムは人件費が安い」というイメージも変わりつつあると指摘している。

また、ベトナムを「生産拠点」としてではなく「グローバル展開の本拠地」とするための会社設立や事業移管が増えていることから、「ベトナム現地でのビジネスの重要性が増している」とも説明。同時に、ガバナンス強化に取り組む企業も増加傾向にあるため、法務、コンプライアンス、経理・財務など専門分野に強い人材への求人が増加しているという。また、会計事務所や法律事務所の進出増から、会計士や弁護士などの求人も増えている。

新たにベトナムに進出する日系企業は、日系企業での勤務経験があり、日本の商習慣を理解している候補者を求める傾向が強く、現職より高い給与を提示して採用するケースもあるという。ウィン氏は、「その結果、市場の成長度や当人の経験、スキルに則さない賃金の高騰が起こっており、日本語能力を生かして高収入を求める求職者が増えている」と指摘する。

日系企業への転職希望者の動向としては、日本とベトナム以外の諸国とのコミュニケーション能力も求められるため、日本語以外に「ビジネスレベルの英語力」が要求されていると指摘。ただ、ベトナムではそうした能力を持つ人材が少なく、企業から「引く手あまたな状態」だという。

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