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【タイ】乳原料輸入ラクト、駐在員事務所設立[食品](2019/01/29)

乳原料や食肉加工品の輸入販売などを手掛けるラクト・ジャパンはこのほど、タイの首都バンコクに駐在員事務所を開設した。これまでタイではチーズの製造事業を展開してきたが、新事務所ではアジアで好調な乳原料の販売事業の拡大に向けた情報収集を行う。

事務所は1月15日、バンコク中心部アソークの商業ビル「インターチェンジ21」の32階に開設した。タイをはじめとするインドシナ地域で、乳製品などの食品産業の市場環境に関する情報収集を図る。

ラクト・ジャパンは、注力するアジア市場で乳原料販売事業とチーズ製造事業を展開。2018年11月期の「アジア事業その他」の売上高は、前期比9.4%増の175億7,400万円で、売上高全体の15%を占めた。アジア事業その他の売上高のうち、乳原料販売は9.2%増の145億7,800万円。数量では17.3%増の5万2,822トンと伸長。人口の増加や食の西洋化に伴い、特にフィリピンとベトナム向け販売が拡大した。

タイでは13年、中部アユタヤ県でチーズの製造を行うフードテック・プロダクツ(タイランド)=FTT=を設立。年産量は2,668トンで、ベーカリーや畜肉などの加工食品用のプロセスチーズをタイ国内、輸出向けに生産している。東南アジアではシンガポール、インドネシアにもチーズの製造拠点を置く。

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