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【タイ】総選挙は3月24日、勅令受け選管が発表[政治](2019/01/24)

タイのワチラロンコン国王は23日、下院総選挙の実施を指示する勅令を発布した。勅令は同日発効。選挙管理委員会はこれを受け、今年3月24日に総選挙を実施すると発表した。

3月24日に下院総選挙を実施すると発表した、タイ選挙管理委員会のイティポン委員長=23日、バンコク(ネーション提供)

3月24日に下院総選挙を実施すると発表した、タイ選挙管理委員会のイティポン委員長=23日、バンコク(ネーション提供)

23日付カオソット(電子版)などによると、選管は勅令を受けて会合を開き、3月24日の下院総選挙実施を決定した。2月4~8日に小選挙区の下院議員の立候補を受け付ける。2月15日に立候補者の名簿を発表し、3月4~16日に国外の期日前投票を実施。国内の期日前投票は3月17日に行う。一方、当選者の発表が、選挙を下院選挙法の施行から150日以内に完了させる規定にのっとり、5月9日までに発表されるかどうかは未定。

下院総選挙は当初2月24日に予定されていたが、王室事務局が今月1日、ワチラロンコン国王の戴冠式を5月4~6日に実施すると発表してから、延期される公算が大きくなっていた。

総選挙は、地方の農家ら貧困層を支持基盤とするタクシン元首相派のプアタイ党(タイ貢献党)や、都市部の富裕層を中心とする民主党、プラユット首相の続投を支持している親軍政政党の国民国家の力党(パラン・プラチャーラット党)を中心とした戦いになると予想されている。

タイの国家開発管理研究所(NIDA)が20日に発表した総選挙と次期首相に関する調査では、政党別の支持率でプアタイ党が32.7%と首位。以下、国民国家の力党が24.2%、民主党が14.9%、新未来党が11.0%で続いた。次期首相にふさわしい人物としては、プラユット首相の支持率が26.2%でトップ。貢献党の有力政治家スダラット氏(元保健相)が22.4%、民主党のアピシット党首が11.6%、新未来党のタナトン党首が9.6%で続いた。

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