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【シンガポール】南洋工科大、ドリアンの種を食用安定剤に活用[食品](2019/01/23)

NTUの研究者はドリアンの種を活用した食用安定剤を開発した(NTU提供)

NTUの研究者はドリアンの種を活用した食用安定剤を開発した(NTU提供)

シンガポールの南洋工科大学(NTU)は17日、ドリアンの種を使った食用安定剤を開発したと発表した。

直径が3~4センチメートルあるドリアンの種は通常廃棄されるが、NTUは特許技術を使って種から粘性物質を抽出。この物質には、食品の成分を均一に安定させるほか、プロバイオティクス(腸内環境を改善する微生物)を活性化させる成分が含まれており、これを利用して100%天然由来の食用安定剤を開発した。

既存の食用安定剤に使われている粉末状のプロバイオティクスと比べて、ドリアンの種から抽出した成分を用いたプロバイオティクスは寿命が20%長くなるという。

今後は、菜食主義者向け食品の安定剤や、プロバイオティクス飲料といった用途での利用が期待されている。

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