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【ミャンマー】政府、安全基準満たすヘルメットを輸入へ[車両](2019/01/17)

ミャンマー政府は、バイクによる交通事故死者数を減少させるため、国際的な安全基準を満たしたヘルメットのみ輸入を認める方針だ。ミャンマー・タイムズ(電子版)が16日伝えた。

運輸・通信省傘下の道路管理局は、ヘルメットの安全基準を定めた国連のECE22適合マークがあるヘルメットの輸入のみを認める方針だ。内閣の決定を受けて、本格的な準備に入る。

同局によると、昨年の交通事故件数は1万7,452件で、死者は5,184人、負傷者は2万6,741人。死者の半数はバイク事故によるものだった。

ミャンマーではバイク乗車時のヘルメット着用が義務付けられている。しかし、国内でバイク550万台が利用されている一方で、ヘルメットは約8万個しか普及していないという。さらに、慈善団体「スー基金」が実施した調査では、バイク利用者が着用しているヘルメットの90%は粗悪品という結果が出た。国内で使われているバイク用ヘルメットの54%はタイ、44%は中国からそれぞれ輸入されており、残る2%はインドからの輸入品と国産品という。

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