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【タイ】11月の産業景況感93.9、5年半ぶり高水準[経済](2018/12/20)

タイ工業連盟(FTI)は19日、2018年11月の産業景況感指数(TISI、100以上が好感)が93.9だったと発表した。前月を1.3ポイント上回り、2カ月連続で上昇。13年6月以降で最も高い水準となった。

FTIは、国内事業者の継続的な販促活動により生産・販売が伸びたと説明。とりわけ、アパレル産業や自動車、電気・電子機器が好調だったとの見方を示した。

景況感指数を業種別に見ると、45業種中33業種の指数が上昇。自動車と自動車部品は、それぞれ前月の122.9、123.3から125.8、126.1に上昇。それぞれ18カ月連続、24カ月連続でプラスを維持している。16業種が目安の100を上回った。

企業の規模別では、大企業が0.9ポイント上昇の112.0、中堅企業が0.8ポイント上昇の92.0、小規模企業が2.6ポイント上昇の76.2で、いずれもプラスだった。大企業は16カ月連続、中堅企業は2カ月連続のプラス。小規模企業は4カ月ぶりに上昇した。

企業の業態別では、輸出比率50%以上の輸出型企業が0.4ポイント上昇の110.0、輸出比率50%未満の内需型企業が1.4ポイント上昇の90.0となった。

3カ月後の見通し指数は0.7ポイント上昇の107.4と、6カ月連続で改善した。

指数は「良い、良くなった」と回答した企業の割合から「悪い、悪くなった」と回答した企業の割合を差し引き、100ポイントを足した値で、質問事項は「受注」「価格」「収益」など6項目。今回は製造業1,210社が回答した。

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