【タイ】生活を変える日本の最新ICT=セミナー[IT](2018/12/06)

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第5世代(5G)通信サービスの時代に向けて、日本の情報通信技術(ICT)の最新の取り組みを紹介するセミナーが3~4日、バンコクで開かれた。日本の総務省と、タイ国家放送通信委員会(NBTC)が共催。日本企業各社が実生活に影響を与えるICT・放送技術を紹介した。また19社・機関が会場にブースを出展して、来場者にデモンストレーションを行った。

メロディ・インターナショナル(高松市)は、腹に当てて胎児の状況を確認するモバイル分娩監視装置を出展した。得られたデータを医師がスマートフォンで受けることで、遠隔地の妊婦を診断できる。すでに北部チェンマイの12病院に納入済みで、日本でも今月から発売するという。

アルム(東京都渋谷区)は医師同士で使うチャット・アプリを展示した。磁気共鳴画像(MRI)を多量に送ることができ、当直医師が不在の常勤医師のアドバイスを仰げるほか、病院間で患者を転送する際、事前に画像を送って参考にすることができる。

富士通は大学生のデータを管理して学業を支援する教育システムを紹介した。出欠状況や成績をチェックして、必要な場合はカウンセラーが面接に呼び出したりできる。

NECはビデオ映像を使った顔認証システムを披露した。欧州でサッカー試合の警備などに使われており、タイでは国境警備などへの導入を図るという。

セミナーの講演では、トヨタIT開発センター(東京都港区)のチャンイ・ルオ氏が、自動車と路上の装置や歩行者などがつながることで運転時の危険を減らすV2X(高度道路交通システム)の効用を紹介。早稲田大学アジア太平洋研究センターの三友仁志所長が自動運転の普及に向けた課題などを解説した。

総務省とNBTCは2016年、放送・通信分野の協力に関する覚書を締結している。会場にはNBTCのタコン事務局長も来場。各社の先進技術のデモンストレーションに熱心に見入っていた。

「未来の車は燃料でなくデータで動く」と話す三友仁志氏の講演資料=4日、バンコク(三友氏提供)

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