【インド】高速鉄道公社、日本語研修プログラムを導入[運輸](2018/11/19)
インドの国家高速鉄道公社(NHSRCL)は17日、日本語と日本文化の研修プログラムを導入したと発表した。西部ムンバイ―アーメダバード間で計画される高速鉄道建設で、日本の新幹線方式が採用されることを念頭に、両国間で理解を深める狙い。
研修プログラムは日本の国際交流基金が開発。教材は日本語での会話や日本文化の理解を深めることに重点を置いている。既にムンバイ、アーメダバード、バドダラ、スーラトの西部4都市および首都ニューデリーの公社職員が5カ月間の日本語講習を修了。35人に修了書が授与された。
NHSRCLのカレ総裁によると、全職員を対象に日本語研修を実施していく方針で、次回のコースは12月に開始される。
カレ氏は一方、日本語能力を有する求職者を優先して採用するとも説明。日常的な場面で使われる日本語をある程度理解できる日本語能力試験(JLPT)の「N3」レベルが前提で、向こう1~2年にわたり採用活動を行う。