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【インドネシア】五菱、独立機関による衝突試験の評価に反論[車両](2018/11/19)

中国の自動車メーカー、上汽通用五菱汽車(SGMW)は、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域で自動車の安全性評価を行う独立機関、ASEAN新車評価プログラム(NCAP)が先ごろ実施した衝突試験の内容に異議を唱えた。15日付テンポ(電子版)が伝えた。

ASEAN NCAP実験室の衝突試験担当者は「SGMWの小型多目的車(MPV)『コンフェロ』の衝突試験を今月実施した。コンフェロにはエアバッグが標準装備されていない」と指摘した。総合結果は公表していない。

SGMWのインドネシア法人SGMWモーター・インドネシアのダイアン・アスマハニ・ブランド・マネジャーは「コンフェロの標準モデルの多くにはエアバッグが装備されていないが、インドネシア政府が定めた基準を満たしている」と主張。コンフェロの安全機能には、スピード感知式の自動ドアロックシステム、車内からドアを開けられないようにするチャイルドロック、シートベルトを締めずに走行すると警報が鳴るシートベルト・リマインダーなどがあるほか、国際標準化機構(ISO)が定めたチャイルドシートの固定方式「ISOFIX」にも対応していると説明した。

ASEAN NCAPによると、インドネシアで人気の高いMPVであるトヨタの「アバンザ」、ダイハツの「セニア」、日産の「グランド・リヴィナ」、スズキの「エルティガ」はいずれも、NCAPの大人の安全保護評価で星4(星5が最高評価)、子どもの安全保護評価で星2を獲得。三菱の「エクスパンダー」は総合評価で星4を獲得しているという。

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