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【香港】中華料理に日本食材活用を、香港で実演会[食品](2018/11/20)

日本貿易振興機構(ジェトロ)と飲食店情報検索サイト大手のぐるなび(東京都千代田区)は19日、香港政府の外郭団体、職業訓練局(VTC)傘下の中華料理調理師学校、中華厨芸学院で日本産食材活用セミナーを開催した。日中の有名シェフが実際に料理するデモンストレーションを行い、香港有名レストランのシェフや商社のバイヤー、飲食店のオーナーなど約110人の参加者に日本食材を売り込んだ。

日本産食材活用セミナーが香港で開かれ、中華料理での日本食材の使用法をデモンストレーションする尹達剛シェフ=19日、中華厨芸学院(NNA撮影)

日本産食材活用セミナーが香港で開かれ、中華料理での日本食材の使用法をデモンストレーションする尹達剛シェフ=19日、中華厨芸学院(NNA撮影)

セミナーは午前と午後の二部構成。午前は日本料理セミナーで、日本の農林水産省が任命する香港「日本食普及の親善大使」を務める安東伸一氏が、昨年香港に初上陸した宮崎県産のキャビアを使った前菜や、土鍋で炊き上げた新潟県産の新米など、上質な素材を生かした日本料理を披露した。

午後は中華料理セミナーとして、中国料理調理師の最高位に当たる「特級厨師」の中国国家資格を持つ尹達剛氏が、富山県産のホタルイカと石川県産のコンニャク麺の和え物、佐賀県産の鶏肉としそを使った唐揚げなど、中華料理での日本食材の使い方を伝授した。

ジェトロ香港事務所の伊藤亮一所長は、「日本食材をさらに香港市場で広めていくためには、中華料理での開拓が最も重要だ。日本の各地が食材を海外に売り込む上で香港を重要市場として位置付けている。香港の飲食業界で、日本食材は中華や西洋料理でも使えるという雰囲気を醸成していきたい」と抱負を語った。

今回のセミナーに参加したバイヤーは、「香港の高級レストランには安定した顧客層があり、日本産食品市場はまだ成長するとみている」と期待を示した。

■覚書に基づくプロジェクト

ジェトロ香港事務所は4月、香港日本料理店協会、香港日本食品と料理業協会、国際厨芸学院(ICI)の4者間で、日本の料理文化や日本食の普及促進に向けた覚書を締結。これに基づき、香港から尹達剛氏を含む5人の有名レストランのシェフが食材探しに日本に派遣された。この時に持ち帰った食材を、香港の8店の中華料理店、3店の日本料理店でメニューとして提供。今回のセミナーは、その成果を業界関係者らに披露する場として開いた。

食材探しに派遣された1人で、香港島セントラル(中環)の広東料理レストラン「Mott 32(卅二公館)」のシェフ、李文星氏はNNAの取材に対し、「この時に見つけた佐賀県産の鶏肉と日本のタケノコを使ったメニューを店で提供している」とコメントした。

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