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【カンボジア】パークカフェ、25年目標に100店開設[食品](2018/11/26)

カンボジアの飲食大手パークカフェ・フード&ビバレッジは、2025年までに100店舗体制を目指す。利用者の増大が見込めることから、現在の15店舗から大幅に出店数を増やす方針。プノンペン・ポスト(電子版)が伝えた。

同社は2014年に1号店を開設し、現在は15カ所(うち4カ所はフランチャイズ展開)に出店している。利用者は昨年の約150万人から今年は同200万人に拡大する見込みだ。ヘン・センリー・ゼネラルマネジャーは「来年以降は需要増に対応するため、さらに出店を加速したい」との意向を示した。

パークカフェは健全な経営を維持しつつ、事業の拡大戦略を推進するため、タイ系APM(カンボジア)証券を金融アドバイザーに指名した。APMの親会社アセットプロ・マネジメントは、タイで多くの企業の上場を手掛けた実績を持つ。

同氏はカンボジア飲食業界の見通しについて、順調な経済成長や1人当たり国内総生産(GDP)の拡大による中所得層の拡大で、カフェやレストランの利用者は確実に増加すると予測。今後も内外から多くの企業が飲食市場に参入するとみている。業界の発展とともに、人材不足や店舗賃貸料の上昇が経営の課題になるとの見方も示した。

パークカフェの大株主は、シンガポールのエマージング・マーケット・インベストメント(EMI)が運営するファンド「カンボジア・ラオス・デベロップメント・ファンド(CLDF)」で、現在37.5%を出資している。

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