【タイ】三重県知事、かんきつの輸入規制緩和を要請[農水](2018/11/16)

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タイを訪れている三重県の鈴木英敬知事は15日、クリサダ農業・協同組合相と会談し、ミカンなどかんきつ類の輸入規制緩和を求めた。また、バンコク中心部の商業施設「サイアム・パラゴン」で、南紀みかんや伊勢エビなど、県産の食材をタイの消費者にアピールした。

タイの消費者に南紀みかんを売り込む三重県の鈴木知事(右)=15日、バンコク(NNA撮影)

タイの消費者に南紀みかんを売り込む三重県の鈴木知事(右)=15日、バンコク(NNA撮影)

タイ政府はかんきつ類の輸入に関して、害虫ミカンバエへの警戒から◇タイの検査官が産出国で検疫に参加する◇11月以降に収穫されたミカンのみ輸入を認める――など、厳しい規制を課している。鈴木知事によると、このため現在、規制をクリアしてタイへミカンを輸出している日本の自治体は三重県だけとなっている。

クリサダ農業相との会談で、鈴木知事は検疫条件の緩和や、南紀みかんの最盛期である10月の収穫分も輸入を認めるよう要請した。会談後、記者団に対し「感触は悪くなかった」と述べ、輸入規制の緩和が実現すれば、検査官を日本へ呼ぶなどの生産コストが下がり、輸出回数や輸出量も増えて、ミカン産地の地方創生につながるとの考えを示した。

三重県産かんきつ類のタイへの輸出は2010年に始まり、17年は過去最高の26.7トンに達した。タイでは45店の小売店舗が南紀みかんを扱っている。

同日、サイアム・パラゴンの食品売り場に設けられた南紀みかんの特設コーナーでは、県から空輸したミカンを5個で199バーツ(約690円)、11個で399バーツなど、袋売りで販売。知事は来客に試食を勧め、「本当においしい」などと好意的な反応を得ていた。

知事はサイアム・パラゴンの調達責任者とも会談。「来年は今年の倍の生産を予定している」として、販売量の拡大を要請した。

■すし店では海産物や日本酒をPR

鈴木知事はこの後、サイアム・パラゴン4階の日本食店「本物すし」で、伊勢エビやぶりトロ、カキフライなど、県の食材を使った料理を、県産の日本酒とともにアピールした。

また、中部国際空港利用促進協議会が主催するセミナーや商談会に出席し、中部地方の魅力をタイの旅行社に紹介した。

知事は16日、シンガポールを訪問し、県産のカキの輸出促進を図る。

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