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【タイ】新潟の農林水産物フェア、トンローで開催[農水](2018/11/05)

新潟県と新潟市は、きょう5日までタイ・バンコクの日本生鮮卸売市場「トンロー日本市場」で県産の農林水産物を販売するフェアを開催している。県がタイで同様のフェアを開催するのは初めて。今回の販売をきっかけに、コメ以外の農林水産物の輸出拡大を図る。

新潟県フェアでは、おけさ柿(3個380バーツ=約1,300円)、梨(1個140バーツ)、里芋、大根、ぶなしめじなど農産品12品、サバ、アンコウ、さわらなど魚5品、雪室熟成肉を3日から販売。県農林水産部の担当者によると、コメ以外の農産一次品の輸出拡大に向けた取り組みの一環で、タイが青果物の有望市場とみて開催を決めた。今後はトンロー日本市場における商品の取り扱いやレストランへの売り込みを図る。

フェア初日の3日には益田浩副知事が店頭でトップセールスを実施。販路開拓に向けた意気込みを示した。

■15日に食堂開始

トンロー日本市場を運営するJ VALUE(ジェーバリュー)の元田賢太郎ゼネラルマネジャーによると、同市場は今月15日から市場2階で食堂を開始する。営業時間は午前11時~午後2時で、席数は約30席。市場で販売する食材を使ったステーキ丼や海鮮丼を提供する計画で、価格は平均200バーツの見込み。

同市場の売上高は、今年6月に開業してから堅調に推移しているが、食堂開業で一般消費者への訴求力を高め、集客を向上させる狙い。現在の顧客はタイ人が8割で、特に魚介類の人気が高いという。

ジェーバリューには、双日や日本航空(JAL)などが出資する商社JALUX(ジャルックス)の現地法人ジャルックスアジアや築地の鮮魚仲卸商店など5社が出資している。

新潟県フェアのブースで足を止める来店客=4日、バンコク(NNA撮影)

新潟県フェアのブースで足を止める来店客=4日、バンコク(NNA撮影)

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