【韓国】福岡酒造5蔵元、試飲会で焼酎輸出の道探る[食品](2018/11/02)

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福岡県酒造組合の主催による日本産焼酎の試飲商談会が11月1日、ソウル・江南の調理学校・ソウルナカムラアカデミーで開催され、福岡県の蔵元が韓国への商品輸出の道を探った。韓国では日本式居酒屋が増え、日本の焼酎を取り扱う店も増加傾向にある。試飲会に参加した地場酒類業界の関係者や居酒屋経営者に商品をアピールした。

試飲会には、喜多屋(福岡県八女市)と西吉田酒造(同筑後市)、研醸(同三井郡)、篠崎(同朝倉市)、ゑびす酒造(同市)の5つの蔵元が参加。このうち、研醸と篠崎、ゑびす酒造は韓国での商談会に初参加。

試飲会では各蔵元が自信の焼酎を振る舞った。香りや味わいを吟味する韓国側の参加者=11月1日、韓国・ソウル(NNA撮影)

試飲会では各蔵元が自信の焼酎を振る舞った。香りや味わいを吟味する韓国側の参加者=11月1日、韓国・ソウル(NNA撮影)

日本では、単式蒸留方式で醸造された本格焼酎のうち、98.6%(2016年基準)が九州地方で生産される。福岡は筑後川と矢部川の一体で栽培される大麦を原料とした麦焼酎が主流。韓国では近年の日本食の関心向上とともに、日本産焼酎への注目度も上がっている。また、外国人観光客の増加で、口コミによる人気も上昇している。

喜多屋は10年ほど前から韓国への輸出を開始。「輸出を開始した当初は、韓国で人気になるとは予想もしていなかった」と同社の関係者は話す。喜多屋の大麦焼酎「吾空」は現在、世界16カ国で販売されているが、韓国が最も売り上げが大きいという。

研醸の焼酎は、麦を焙煎して作る焙煎焼酎が売り。韓国への輸出経験はないが、同社の古賀利光社長は「現地の酒類業界の関係者に(当社商品を)知ってもらい、いずれ輸出に繋げられたらいいと期待している」と話した。

参加した現地の酒類業界関係者には、「ウイスキーのようにアルコール度数が高い焼酎が人気」(喜多屋関係者)のようだ。ソウルで居酒屋を経営している参加者は、「日本の焼酎はアルコール度数が高いがまろやかな味と香りが特徴」と話す。各社の焼酎を熱心に飲み比べていた。

ただ、韓国はチャミスル(ハイト真露)やチョウムチョロム(ロッテ七星飲料)のような「連続式蒸留法」で作った焼酎が一般的。日本の酒といえば「日本酒」というイメージも強く、本格焼酎はまだ定着していないのが実情だ。別の参加者は「韓国人の考える焼酎との違いも大きいため、(日本の焼酎が)韓国に定着するには時間がかかるだろう」とする。それでも日本式居酒屋の普及とともに、本格焼酎の商機は増えつつある。

試飲会に先駆けて開かれた焼酎に関するセミナー。多様な蒸留方法と原料の違いに驚く参加者の姿も見られた=11月1日、韓国・ソウル(NNA撮影)

試飲会に先駆けて開かれた焼酎に関するセミナー。多様な蒸留方法と原料の違いに驚く参加者の姿も見られた=11月1日、韓国・ソウル(NNA撮影)

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