【インド】デリーメトロ、ピンクラインが15駅で開通[運輸](2018/11/02)
日本の国際協力機構(JICA)が建設と運営を支援するデリー首都圏(NCR)の都市高速鉄道(デリー・メトロ)で10月31日、ピンクラインの一部区間が新たに開通した。シブ・ビハール駅からトリロクプリ・サンジャイ・レーク駅までの計15駅、長さ17.86キロメートルの区間で運行を開始した。
JICAインド事務所の松本勝男所長は「新区間の開業で交通渋滞の緩和が期待されるほか、3駅で他線との乗換が可能になることから、メトロネットワークが強化され、市民の利便性の向上が期待される」とコメントした。
ピンクラインは全長59キロで、マジリス・パーク駅からシブ・ビハール駅まで全38駅の設置を計画している。今年3月の運行開始以降、徐々に運行区間を増やしており、今回の15駅区間の追加により、開通済みの区間は計47.5キロとなった。
日本政府は円借款を通じてデリー・メトロの整備を積極的に支援している。松本所長によると、今年はJICAの支援によって57キロに及ぶ新路線・区間が建設された。開業済みのデリー・メトロの全長は314キロ、229駅に達している。