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【インドネシア】MRT2期は年末着工、アンチョールまで[運輸](2018/11/07)

インドネシアの首都ジャカルタで建設中の大量高速交通システム(MRT)を運営する州営MRTジャカルタは6日、南北線第2期工事の建設区間を中央ジャカルタのブンダラン・ホテルインドネシア(HI)―北ジャカルタ・アンチョールと決定、年末に着工する計画だと明らかにした。

第2期は当初、北ジャカルタ・カンプンバンダンまでの8キロメートル区間としていた。6日付ニュースサイト『デティックコム』によると、ブディ運輸相は「終点をアンチョールまで伸ばせば、投資額は10兆ルピア(約763億円)程度さらに膨らむ」と話した。

このほか、第1期の終点を南ジャカルタのルバックブルスから南タンゲランまで延伸する案も挙がった。

■大統領が試乗

ジョコ・ウィドド大統領は6日、第1期工事でほぼ完成したMRT南北線のルバックブルス駅からブンダランHI駅までの約16キロ区間をMRTに乗って移動した。MRT車両は時速60キロで走行した。

ジョコ大統領は「南北線第2期工事と東西線の工事が同時並行で行われることを望む」と述べた。

MRTに試乗し、乗り心地に満足げなジョコ大統領(着席者の左端)=6日、ジャカルタ(運輸省提供)

MRTに試乗し、乗り心地に満足げなジョコ大統領(着席者の左端)=6日、ジャカルタ(運輸省提供)

第1期工事の進ちょく率は現在97%。ルバックブルスの車両基地(デポ)には日本で製造された1編成6両の列車が9編成到着しており、年内に残り7編成を調達する計画。来年3月の開業予定で、運賃は10キロメートル当たり8,000~9,000ルピアを想定している。

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