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【タイ】10月CPIは1.2%上昇、2カ月連続で減速[経済](2018/11/02)

タイ商務省が1日発表した10月の消費者物価指数(CPI、422品目、2015年=100、速報値)は102.63で、前年同月比1.2%上昇した。16カ月連続で上昇したものの、2カ月連続で伸びが鈍化した。非食品部門の伸びが3カ月連続で減速したことなどが響いた。

商務省は、原油高が価格上昇の主な要因になったと指摘。農産物の供給増で生鮮野菜の価格は大幅に下がった。1~10月のCPIの平均は前年同期比1.2%上昇。

通年では商務省予測の「前年比0.8~1.6%」に収まる見通しだ。

10月のCPI上昇率を品目別に見ると、構成品目全体の64%を占める非食品部門は前年同月比1.8%上昇した。プラス成長は25カ月連続。主な品目では、運輸・通信のうち通信が0.1%下落したほかはプラスだった。昨年9月に物品税制が改正されてから5%のペースで上昇していたたばこ・酒は、改正から一回りして伸びが0.4%に大幅に縮小した。

食品・飲料部門は0.3%上昇。4カ月連続でプラス成長した一方、伸びは2カ月連続で鈍化した。果物・野菜のうち、生鮮野菜と生鮮果物がそれぞれ12.3%、3.8%下落した。

振れ幅の大きい生鮮食品とエネルギーを除いたコアCPIは0.8%上昇。エネルギーが8.1%上昇した一方、生鮮食品は1.5%下落した。

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