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【カンボジア】シアヌークビル特区、EU制裁は限定的[経済](2018/11/05)

カンボジア南部シアヌークビル州の中国系シアヌークビル経済特区(SSEZ)は、欧州連合(EU)が進める経済制裁の影響は限定的との見方を示している。プノンペン・ポスト(電子版)が4日に伝えた。

SSEZのジャック・チェン社長は「世界はEUだけではない」と強調。「一部の企業は深刻な状況に陥る恐れがあるが、カンボジアの製品は日本や中国、米国などEU以外にも販売されている。EUの経済制裁が実際に発動されても影響は限定的になる」との見解を示した。

ジャック・チェン社長は、SSEZで縫製工場を運営する紅豆集団の副社長も務めている。同社の対策として「EUの制裁を視野に入れて、既に新たな経営計画を策定した」と説明。生産性の向上などを通じ、EU制裁による影響を食い止めることが可能と話した。

欧州委員会は先月、カンボジアに適用している関税優遇措置の停止手続きに着手したと発表した。カンボジアには現在、武器以外の全品目を数量制限なしに無関税でEU圏内に輸出できるEBA協定が適用されている。

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