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【マレーシア】マレーシア、事業環境で世界15位に躍進[経済](2018/11/05)

世界銀行が1日発表した各国の事業環境に関する報告書「ビジネス環境の現状2019」で、マレーシアは世界190カ国・地域で15位となり、前年の24位から9ランク順位を上げた。建設許可を取得するまでの期間短縮など規制緩和が評価された。

同報告書は契約の履行、施工の許可、資産の登記などビジネス環境を比較し、評価したもの。マレーシアの点数は80.6だった。少数株主の保護で満点となり、電力確保で4位となるなど、多くの分野で高い評価を受けた。

世界1位はニュージーランド(86.59)。東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国ではシンガポールが85.24で、全体の2位につけた。タイは27位、ブルネイは55位、ベトナムは69位、インドネシアは73位、ミャンマーは171位で、マレーシアを下回った。

世銀の担当者は記者会見で、マレーシアが過去1年間に起業、建設許可、電力確保、資産登記、国境を越えた取引、破綻処理の6分野で規制改革を実施したことで、順位が大きく上がったと指摘した。建設許可に関しては、申請から取得までの期間が世界平均の158日を大きく下回る54日になったという。

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